優雅な花姿で世界中から愛されているつるバラ「ピエール・ドゥ・ロンサール(ピエールドゥロンサール/エデンローズ88)」。ボリュームのある大輪花とやわらかな色合いが魅力で、つるバラの中でもはじめての1本として選ばれる人気品種です。
この記事では、その特徴や育て方のポイント、初心者でも失敗しにくいコツを分かりやすく紹介します。
ピエール・ドゥ・ロンサール(ピエールドゥロンサール)の特徴|花・樹形・香り
Pierre de Ronsard
▲ロマンティックなピンクのグラデーションと大輪花が美しい
Rose Data
ピエール・ドゥ・ロンサールはどんなつるバラ?初心者にも人気の理由
▲カップ咲きからクォーター・ロゼット咲きに!
ピエールドゥロンサールは、世界で最も愛されるバラのひとつです。その理由はロマンティックな花色と、ゴージャスな花形、見ごたえのある大きな花が、たわわに咲くことから。
花色と花形は?
外側はほぼ白に近い淡い桃色で、内側にいくほど濃くなります。咲き始めは深いカップ咲きで、やがて形の良いクオーター・ロゼット咲きに。
花の大きさと特徴は?
花径は10~12cm。見ごたえのある花を枝先に1~3輪ずつ咲かせます。
花もちや返り咲き性は?
花もちが良く、長く楽しめるところも魅力。基本的に一季節咲きですが、日当たりがよく、株が充実してくれば返り咲きも期待できます。
香りは?
香りはダマスク系の微香。香りこそ淡いけれど、その分、花もちが良く、長く楽しめます。
樹形は?
枝先が3mていどまで伸びるクライミング樹形のつるバラです。
2006年、世界バラ会議でバラの栄誉殿堂入りの名花です。
枝替わり品種に白花の「ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール」があります。赤花でくり返しよく咲く「ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール」という品種もありますが、こちらはシュラブ系統のバラで、本家の「ピエールドゥロンサール」とは性質が違います。
品種名は、フランスのルネッサンス期を代表する詩人、ピエール・ドゥ・ロンサールにちなんで名づけられました。
ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方や誘引のポイント
▲壁面に優雅さを添えるピエール・ドゥ・ロンサール
花がうつむいて咲くので、高い位置に誘引するのがポイント
ピエール・ドゥ・ロンサールは、つるバラの中でもとくに育てやすく、はじめての1本にも向いています。
ピエール・ドゥ・ロンサールは長さ3mほどのクライミング樹形で、アーチやフェンスや壁など、広く高く誘引して咲かせられます。
ただし、ピエール・ドゥ・ロンサールは花枝が細く長いので、花の重みでうつむいて咲いてしまいます。下から花を見あげられるように高い位置に誘引するのがポイントです。
ピエール・ドゥ・ロンサールをたくさん咲かせるコツ|誘引と枝の使い方
たくさんの花を咲かせるには、枝をなるべく地面に水平に近くなるよう倒して誘引するといいのですが、枝が太くて硬いので、一度で思った角度にできない場合は、何度かに分けて倒します。
冬季の短い切り詰めにも耐えるので、ブッシュ樹形にも育てられる
ピエール・ドゥ・ロンサールはつるバラですが、ブッシュ樹形のバラのようにコンパクトサイズに育てることができます。
この場合は冬の休眠期に思い切って地際から50cmくらいまで短く剪定します。場合によっては20cmまで切り詰めることもあるそうです。こうすると高さ50~60cmの位置に花を咲かせることができます。
病虫害に強く、初心者にも育てやすい
▲一斉に咲いたピエール・ドゥ・ロンサールには、だれもが目を奪われる
ピエール・ドゥ・ロンサールの葉はツヤのある照り葉です。この照り葉のおかげで病虫害に強く、初心者にも育てやすいバラです。
ピエール・ドゥ・ロンサールのくわしい育て方
▼ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方は、クライミング樹形のつるバラの育て方をご覧ください。
ピエール・ドゥ・ロンサールの苗の選び方|大苗・新苗・長尺苗の違い
ピエール・ドゥ・ロンサールの苗は、大苗、長尺苗、新苗の3種類があります。
大苗は、初心者向き
大苗はしっかり育った大人の苗で、失敗が少なく初心者にオススメの苗です。つるバラの場合、植え付けてから最初の1年は枝を伸ばすのにエネルギーを使うので、本格的に咲くのは2年目の春からとなります。
長尺苗は、すぐに花を楽しみたい方向き
長尺苗は、つるバラの枝を長く残した苗です。枝の長さが最初から1.5mていどあるので、冬に植え付ければ、次の春からすぐに花が楽しめます。
どうしても苗自体が高額になりやすく、輸送費も高くつきますが、早くバラを楽しみたい方には向いています。
新苗は、価格を安く抑えたい方やバラ育てに慣れた方向き
新苗は、まだ赤ちゃん苗です。新苗が流通する春に鉢栽培で育て始めます。数回の鉢増しを経て、冬になったら大鉢または地植えで育てます。植え付けから1年後の春から少しずつ開花します。
苗の価格を安くしたい方、バラ育てに慣れた方、育てることじたいを楽しみたい方に向いています。
ピエール・ドゥ・ロンサールの参考価格
※販売は当サイト外のショップになります。発送・在庫状況などは各ショップでご確認ください。
大苗/次の冬を越えた春からしっかり開花します
育てやすくて失敗しにくいので、初心者にオススメです。
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長尺苗/植え付け後の最初の春から開花します
価格は張りますが、すぐに花が楽しめるのが魅力です。
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新苗/次の冬を越えた春に少輪ずつ開花します
価格を抑えたい方、育てる楽しみを味わいたい方に。
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ピエール・ドゥ・ロンサールの口コミは?
販売店からのコメント
大輪の見事な花が株一面に咲くツルバラの定番。枝の寿命がとても長くて古い枝でも何年もよく咲いて、シュートもよく出ます。株が成熟すると秋にも返り咲きますし、病気にも強いし、強い剪定をしてもよく咲きます。ツルバラの優等生です。はじめてツルバラを植えようとお考えの方にお勧めです。(まつおえんげい)
ロザリアンからの口コミ
大きくなりますが、育てやすさでいえばトップの部類で、とても強健です。
4年目ぐらいから返り咲くようにもなりました。あまりにも可愛すぎる花がびっしり咲くので、少し気恥ずかしさを覚えることもあるくらい可愛いバラです。
まとめ│ピエール・ドゥ・ロンサールは初心者にも育てやすい名花
ピエールドゥロンサールは、桃色から外側にいくにつれ淡くなっていくグラデーションが本当にきれいで、ボリュームのある花もクォーター・ロゼット咲きしてくれる花形も、うっとりするほど優雅な雰囲気のバラです。
しかも丈夫で育てやすく、はじめてのつるバラとしてオススメできます。
我が家では日照条件の悪いベランダの奥で鉢植えで育てています。半日陰なんですが、それでも毎年かなりの数咲いてくれて、とても楽しめるバラです。
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