ガーデニングを基礎からしっかり学びたい、バラの知識はある方だと思うけれど資格として認めてもらいたい。こういう気持ちのある方に応えるさまざまな資格を紹介します。今年は資格取得を目指してみませんか!?

スポンサーリンク




まず花の資格のアウトラインをつかもう!

に関する資格には、国家資格民間資格があります。

 

国家資格は国から認められた資格で就職にも有利に働きますが、受験資格に実務経験があることが必須で、実務経験のない一般の方が受験することはできません。これまで花の仕事をしてきた人の知識や経験を資格という形で認めようという意味合いや、さらなるキャリアアップの側面が強いようです。

 

民間資格は、さまざまな団体が実施する講座や資格試験を受講したり合格したりした人の知識や技能を、それぞれの団体が証明するものです。受験資格に実務経験を問わないものがほとんどで、だれでも受験することができる一方、主宰する団体によりその資格のもつ権威もさまざまです。

 

花の国家資格4種

にまつわる国家資格は4つあります。それぞれについて簡単に説明を加えます。

 

1、造園施工管理士

園施工管理士は国土交通省が認定する国家資格です。

 

有資格者は公園や緑地、遊園地などの造園工事の施工計画を作成し、現場の工程管理、資材等の品質管理、作業の安全管理等の主任または管理技術者になることができます。資格には1級と2級があり、高校や大学で所定の学科を卒業した上に実務経験のある人が受験できます。

 

2、造園技能士

園技能士は厚生労働省が認定する国家資格です。

 

住宅庭園の造園や庭木の手入れから公園、街路樹、公共施設、オフィスや工場緑化に関する知識と技術を国が認める資格です。資格には1級~3級があり、3級でも実務経験が1年以上あることが受験資格となっています。

 

3、園芸装飾技能士

芸装飾技能士は厚生労働省が認定する国家資格です。

 

観葉植物を使った室内装飾の技能を認める資格です。資格には1級~3級があり、3級でも生花店での実務経験が6ヵ月以上あることが受験資格となっています。詳細は中央職業能力開発業界のサイトで調べることができます。

 

4、フラワー装飾技能士

ラワー装飾技能士は、厚生労働省が認定する国家資格です。

 

生花でのブーケ制作、パーティや葬儀場の飾りつけなど、フラワーデザインに関する技能を認める資格です。資格には1級~3級があり、3級でも実務経験があることが受験資格となっています。

スポンサーリンク



バラやガーデニングの民間資格が取れる団体5種

やガーデニング関係の国家資格は上記4資格だけですが、民間資格なら幅広い種類の資格があります。

 

たとえばバラ栽培に特化した資格や、ガーデニングまわりの幅広い知識を認める資格、ハンギングバスケットに絞った資格、フラワーデザイナーの資格、ハーブの資格、アロマテラピーの資格などです。

 

今回は、一般の方がバラやガーデニング関係の民間資格が取得できる団体を5つと、各団体で取得できる資格について紹介します。

 

1、公益財団法人 日本ばら会(JRS)「インストラクター」他

和23年(1948年)に発足した「日本ばら会」は、名誉総裁を寛仁親王妃信子妃殿下、会長を中曽根康弘元総理、現代表理事を長田武雄さんが務める、日本のばら文化をけん引する団体です。

 

日本ばら会が定める資格は「インストラクター」「上級指導員」「審査員補」の3種類。受験のための講座も開催しています。

 

「インストラクター」の受験資格は、日本ばら会が開催する全4回の講座を受講することです。「上級指導員」の受験資格はインストラクター資格を取得後、2年以上バラの植栽・普及活動を経験した者。「審査員補」の受験資格は、上級指導員資格を取得後、3年以上バラ植栽・普及活動を行った者となっています。

 

2016年度の資格認定講座は6月、9月、10月、12月に開催され、資格認定試験は2017年2月に実施されました。詳しくは日本ばら会の公式サイトで確認してください。

2、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会「グリーンアドバイザー」

本家庭園芸普及協会は、家庭園芸の普及と啓発を通して国民の快適な生活環境をつくることを目的に創設されました。主な活動は、毎年開催される日本フラワー&ガーデンショウの開催と、グリーンアドバイザー認定制度

 

「グリーンアドバイザー」は、植物の育て方についての正しい知識や、園芸・ガーデニングの魅力や楽しさを伝えることのできる人に与えられる資格です。協会が2日間にわたり実施する「グリーンアドバイザー認定講習」を受けて「認定試験」に合格し、協会に登録することで資格が授与されます。グリーンアドバイザーには5年間の有効期限があり、随時更新が必要です。

 

2016年の講習および試験は東京・大阪にて8~9月に実施されました。詳しくは、日本家庭園芸普及協会の公式サイトで確認してください。

3、日本園芸協会(JGS)「ローズコンシェルジュ」他

本園芸協会は、昭和47年(1972年)、園芸技能の普及と園芸文化の発展に寄与することを目的に設立されました。

 

ガーデニング関連のさまざまな通信講座を主催していて、講座を修了した者に対して協会独自の資格を認定しています。どれも「講座の修了証」という意味あいが強いのですが、基本的なことを自宅でまとめて学ぶことができる手軽さが人気です。

 

数ある資格取得できる講座の中からガーデニングに関係する講座をいくつか紹介します。

「ローズガーデン講座」バラの栽培方法からバラの楽しみ方まで学べる講座を修了すると「ローズコンシェルジュ」の資格が授与されます。

 

「庭園デザイナー養成講座」庭園デザインの基礎から、和洋さまざまな庭のデザイン、設計図の書き方まで学べる講座を修了すると「庭園デザイナー」の資格が授与されます。

 

「ガーデニング講座」草花の手入れや寄せ植えからガーデンデザインまで、総合的に学べる講座を修了すると「ガーデンコーディネーター」の資格が授与されます。

 

「庭園技能講座」庭木の手入れを学ぶ講座を修了すると「庭園管理士」の資格が授与される。

 

「薬草ガーデン講座」薬草の栽培方法から料理や美容への生かし方まで学べる講座を修了すると「薬草ガーデンマスター」の資格が授与されます。

 

「ハーブコーディネーター養成講座」ハーブの栽培方法から生活への生かし方まで学べる口座を修了すると「ハーブコーディネーター」の資格が授与されます。

 

詳しくは日本園芸協会の公式サイトで確認してください。

4、日本生活環境支援協会(JLESA)「ガーデニングアドバイザー」

本生活環境支援協会は、生活における技術の各スキルが一定以上の水準であることを認定する団体です。

 

「パワーストーンスペシャリスト」「DIY工作アドバイザー」「ベランダ菜園アドバイザー」など、多種多様な資格認定をしています。認定試験はインターネットで受験することができます。

 

ガーデニングアドバイザー」は、基本的なガーデンデザインの知識・技術・技能を有していることをJLESAが認める資格です。

 

諒設計アーキテクトラーニングでは「ガーデニングアドバイザー資格取得通信講座」を行っています。

 

詳しくは日本生活環境支援協会または諒設計アーキテクトラーニングの公式サイトで確認してください。


5、日本インストラクター協会(JIA)「園芸インストラクター」

本インストラクター協会は、教える力を中心とした技術の各スキルが一定以上の水準であることを認定する団体です。

 

「野菜パティシエ」「ホロスコープインストラクター」「手作り石鹸インストラクター」など、多種多様な資格認定をしています。認定試験はインターネットで受験することができます。

 

園芸インストラクター」は、ガーデン図面の製図方法、ガーデニングの基礎知識、ガーデニングの設計・施工などの知識や技術が一定以上であるとJIAが認める資格です。

 

諒設計アーキテクトラーニングの「ガーデニングアドバイザー資格取得通信講座」では、園芸インストラクター認定資格試験対策も同時に受けられます。

 

詳しくは日本インストラクター協会または諒設計アーキテクトラーニングの公式サイトで確認してください。


まとめ

o0228021113263924831 (1)
年初にあたり、今年の抱負を思い描いている方も多いことでしょう。今年はガーデニングの資格取得に挑戦してみませんか? 

 

一般人には敷居の高い国家資格の他に、通信講座修了とともに取得できたりインターネットで受験できたりと手軽な民間資格も増えています。民間資格は仕事に生かせるという性格は薄いのですが、趣味としてきちんと学びたい方には目指す価値のあるものです。

 

個人的には、やはりロザリアンを自称するなら、日本ばら会の認定資格が気になります。幸いわたしは関東に住んでいるので、体調と相談しながら資格認定講座を受講できればなぁと思っています。あまり遠くない場所だと通いやすくていいのですけれどね!

 

cropped-rose1.png
スポンサーリンク