住宅地の日照は意外と少ない

バラって、どれくらい日当たりがあれば育てられるの?「明るい場所なら大丈夫」と思っていても、実際は日差しが足りていないことも少なくありません。

この記事では、バラに必要な日照時間の目安と、自分の環境で育てられるかの判断方法を初心者向けに分かりやすく解説します。


バラの日当たりはどれくらい必要?目安は4時間以上

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あいびーあいびー

では、実際にバラを育てるステップに入りましょう。

最初のステップ1は、バラに必要な日当たりを知り、自分の庭が実際どれくらいの日当たりがあるか確認する作業から。

YOUYOU

そういえば、バラってどれくらい日当たりがあれば育てられるの?

ラは、できればしっかり日差しの当たる環境が望ましいのですが、4時間以上あれば、じゅうぶん育てられます。

 

バラに必要な日当たりは

6時間以上の日向/理想的な日差し。どんなバラも育てられる

4時間以上の日向/じゅうぶん育てられる

3時間ていどの半日陰/少し工夫が必要

2時間以下の日差ししかない場合/かなり難しくなる

バラは日当たりが必要な「日向を好む植物」

京成バラ園全景

▲広大な日向が続く京成バラ園

ラ園を思い出してください。どのバラ園も、日差しまぶしい日向が続いていたはずです。春のバラ園は、天気が良ければ汗ばむほどだったはず。

 

なぜかというと、バラはかなり日差しが好きな植物だからです。バラに理想的な環境をと考えればバラ園はどこも、木陰の少ない広大な日向になるのです。

バラは「陽性植物」

ラは“日向を好む植物”で、しっかり日差しが当たる場所でよく育ちます。こういう日向が好きな植物を「陽性植物」といいます。

 

バラ以外では、パンジーやチューリップ、サクラなど、ほとんどの花が「陽性植物」です。

ポイント

つまりバラは、なんとなく「明るい場所」ならいいわけではなくて、しっかり「直射日光」の当たる場所が好きな植物なのです。

 

ちなみに、直射日光が日向の半分、つまり日照時間が2時間ていどの半日陰でも育つ植物を「陰性植物」といいます。クリスマスローズやアジサイ、ホスタ(ギボウシ)などが代表的な「陰性植物」です。

バラの日照時間の目安|6時間が理想・4時間で育つ

ラの理想的な日照時間は6時間以上と言われることがありますが、これはあくまで理想的な環境の目安です。

 

実際には、4時間以上あれば、じゅうぶん育てることができます。

 

とくに正午前後のしっかりした日差しが当たる時間が含まれていると、短時間でも育ちやすくなります。

半日陰でも育つ?3時間の場合の育ち方

つるバラのサイドシュート 半日陰のベランダ

▲日照3時間の我が家のベランダは半日陰

が家のベランダは日照1日3時間の半日陰です。3時間あれば、なんとかバラは育てられます。

 

でも、やはり日向のような育ち方はできません。どうしてもひょろっとしがちだし、花数も少なくなります。

 

教科書通りの育ち方はしませんが、1日3時間の半日陰なら日陰に強いバラを選ぶなどの工夫をすれば大丈夫です。

2時間以下の日当たりでも育てられる?

の北側になる場所や、あまり日の差さない場所でも、条件次第でバラが育てられます。

 

たとえば、周りが広く開けた場所で、日差しはないけれどかなり明るい場所だったり、壁や床など周りの環境がかなり白っぽいとか、向かいのビルの窓ガラスの反射光が当たるなど、条件次第でバラを育てられる可能性はあります。

 

でも、初心者にはあまりオススメできません。

 

もしほかに日当たり条件の良い場所があれば、そちらでバラを育てた方が楽です。

「木漏れ日の明るさ」「レース越し」は半日陰ではない

明るい木漏れ日

▲明るい木陰は「半日陰」ではなく「日陰」

が家の例のように、1日3時間の日当たりがある「半日陰」でもバラは育てられますが、「半日陰」は誤解されやすい表現です。

 

「半日陰」を「木漏れ日くらいの明るさ」と言われることがありますが、実際に測ってみると、直射日光に比べて木陰は大きく光量が落ちます。

 

直射日光のさす場所は8万ルクス。薄日のさす明るい木陰は2万ルクス以下(「日向」の1/4以下)でした。常緑樹の木陰になると500ルクスです。

 

これによると「木陰」は、「半日陰」ではなく「日陰」ですね。

ポイント

木陰でバラを育てるのは難しいです

 

▲遮光ネットを張った畑

 

半日陰を「レースのカーテン越しの光」とも表現されますが、これは、1日じゅう日差しのある環境だけど、遮光ネットで日差しをコントロールした畑や温室を、一般に分かりやすく言い換えた言葉です。

ポイント

けして「レースのカーテンをかけた室内でバラが育てられる」という意味ではありません

ここまでのまとめ|バラは思っているより日差しが必要です

ピエールドゥロンサール

▲1日3時間の日差しがあればバラは育てられる

想的なことを言えば、バラ育てには1日6時間以上の日差しがほしいところ。

 

でも現実的なラインは、1日4時間以上の日差しがあれば、バラは育てられます。

 

さらに、1日3時間以上の日差しがあれば、バラはなんとか育てられます。でも、できるだけ正午前後を含んだ3時間以上の日差しがほしいところ。

 

とくに午前中の日差しが植物をよく育てます。夕方の日没間際までの3時間だと、バラは上手く育ちにくいです。

 

あいびーあいびー

どうでしたか?思っていたよりバラ育てには日差しが必要だと思った?それとも、それなら大丈夫と思った?

続いて、実際の環境を調べてみましょう。

あなたの環境は大丈夫?バラの日当たりチェック方法

「うちは日当たりがいいはずなのに、どうして育たないんだろう?」

 

実際に、1年間まったくうまく育てられなかった方と一緒に原因を探したことがあります。

 

ご本人は「南向きで日当たりのいい庭」と思っていたのですが、よく話を聞いてみると、日中の様子をほとんど確認できていませんでした。

 

さらに詳しく聞くと、住宅が密集した場所で、周囲の建物に日差しが遮られている可能性が高い環境でした。

 

このように、「日当たりが良いと思っている場所」と「実際に日が当たっている時間」は、意外とズレていることがあります。

 

うちは大丈夫と思い込まず、実際の日当たりを確認してみましょう。

日当たりが足りない原因|住宅地は影になりやすい

住宅地の日照は意外と少ない

▲住宅地の庭は、意外と日差しを確保しにくい環境

会の住宅地は、とくに日差しを確保しにくい環境です。上のイラストをご覧ください。

 

Aの庭は、自分の家や燐家が迫っていて陰になります。道路を挟んだ向かいの家も影をつくります。

Bの庭は、外からの目線を遮るための塀で影になる場所が多いです。

Cの庭は塀の内側で、しかも大きな木が植えられているので、ほとんど日差しがありません。

 

あいびーあいびー

「我が家の庭は南向きだから大丈夫」と思わずに、我が家のどこならバラを育てられるか、それぞれの日照時間を一度しっかりはかってみましょう。

実際の日照時間を確認する方法(写真・アプリ)

際に自分の庭がどれだけの日照があるのか、はかる方法を2つ紹介します。

定点撮影で確認する

定点カメラで日当たり確認

▲1日に数回、メモつき写真を撮る

ずアナログな方法から。バラを置こうと思っている場所を定点撮影します。

 

日差しが当たり始めた時間、日差しがなくなる時間を中心に、建物の影になる時間も分かると、かなり正確な日照時間が分かります。

 

アバウトでもいいので、一度はかってみると安心できます。

無料アプリを利用する

「太陽の場所と軌跡」アプリの画面

 

▲「太陽の場所と軌跡」アプリを使用 出展/「太陽の場所と軌跡」公式

分のいる場所からみて、何時にどの場所に太陽がいるのかがはかれるアプリがいくつかあります。これを使えば、周りの建物の状況から、どれだけの日照が得られるかを予測することができます。

 

さらに、季節ごとの太陽の位置もわかるので、とても使いやすいと思います。

 

▼「太陽の場所と軌跡」は、無料で使いやすいアプリです。

 

*完璧でなくていいので、一度キチンと計ってみること。これが大事です。

ベランダの日当たりでバラは育つ?

ベランダでもバラは育てられる

▲ベランダは向きとフェンス次第で育てやすさが変わる

ランダでもバラは育てられます。でも、どの方向に向いたベランダか、フェンスがどんなものかで育てやすさは変わります。

 

我が家は東向きで、細い柵のフェンスなので比較的、植物を育てやすい環境です。ポリカーボネイト素材やコンクリート塀の場合や、南向き、西向きの場合など、ベランダはさまざまな条件で育てやすさが変わります。

 

くわしくは、別記事を用意しています。

→準備中

室内でもバラは育てられる?

窓辺の徒長したハーブ

▲窓辺のハーブ。ひょろっと徒長している

内でもしっかり日照があれば、理論上はバラを育てることができます。

 

1日4時間の直射日光があたる環境や、温室のような環境なら問題ないでしょう。

 

たとえば南東向きに遮る建物や樹木のない大きな窓があり、日中ずっとカーテンをかけなくてもいいような環境なら室内でもバラが育てられる日差しが確保できるでしょう。

 

でも、たとえ日差しが確保できてもそれ以外の問題が出やすいので、室内栽培はあまりオススメできません。室内はエアコンの風が当たったり、通風がないので暑くなりすぎたりしがちです。

 

あいびーあいびー

よほど好条件のお部屋でないと、バラを室内で育てるのは難しいと思うわ。

しかも初めてバラを育てる方だと、使う用土や肥料によっては、臭いや虫が発生するかもしれないし・・・。

やっぱりオススメできないわね!

日当たりに不安があるときの考え方

照時間が3時間あるかないかだったりすると、ちょっと不安になると思います。でも、そのていどなら、やってみる価値は十分あります。

 

ただし、日当たりの良い環境と同じわけにはいかないことだけ覚えておいてください。

 

少し間延びしやすいし、少し芽吹きは遅いし、少し花数は少ないし。でも、それでもじゅうぶんバラのある暮らしは楽しめます。

 

完璧を目指さなくても大丈夫です。

まとめ

今回は、バラを育てる日当たりについて、紹介しました。バラは太陽光が大好きな「陽性植物」です。理想は1日6時間以上の日当たりが欲しいところですが、現実的には4時間以上あれば、どんなバラも育てられます。

 

少し工夫が必要ですが、3時間以上の日当たりがあれば育てられます。

 

大切なのは「明るいから大丈夫」と思い込まず、いちどキチンと調べてみること。家の影や木の影、塀の影など、住宅地は意外と影になる場所が多いです。

 

バラを育てる場所が決まったら、次はいよいよ最初に育てるバラを選びましょう。

 

YOUYOU

最初に育てるバラは「ファーストローズ」っていうのよね。

どんなバラを育てようか、ちょっとワクワクするわね!

ファーストローズの選び方

▼ファーストローズの選び方は、こちらのページをご覧ください

バラと小さなガーデンづくり

STEP2│はじめてのバラ選びで迷ったら|失敗しにくいファーストローズの選び方とおすすめ品種

STEP2│はじめてのバラ選びで迷ったら|失敗しにくいファーストローズの選び方とおすすめ品種
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バラと小さなガーデンづくり

はじめてのバラ栽培|初心者向けガイド

はじめてのバラ栽培|初心者向けガイド

 

 

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