あいびーのバラ物語1

      2017/04/16


花好きあいびーのバラとの出会いはここから始まりました! 管理人あいびーとバラとの物語その1です!

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ピエール ド ロンサールって何?

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自然に溢れた山の家で幼い頃を過ごしたわたしは大の花好きです。母も、そして祖母も花の好きな人です。

山の家にはさまざまな花が咲きました。庭の中央には樹齢150年ほどのどうどうとした枝ぶりの八重紅梅。紅梅の根元を彩る色とりどりのツツジ。庭を取り囲むようにして真っ白な小手毬が咲き、池から流れる小川の側には金糸梅が揺れています。池のほとりにはピンク色の桜草、池の向こう側には紫色の紫陽花の群れ。紫陽花に優しい影を投げかける合歓の木。奥庭の小さな池の側にはつつじと真っ赤な藪椿。そして黄金色の山吹。他にも祖母の好きな山野草があちらにもこちらにも。

成人し、都内で働いていたある日。わたしは同僚から耳慣れない言葉を聞きました。

「ピエール ド ロンサールは憧れの花!」

花好きを自認していたわたしに、その花が何なのか分かりませんでした。分からないのがちょっと悔しくて、訊くこともできませんでした。

そのままずっと呪文のようにその言葉を覚えていたのですが、正体が分かったのはたっぷり10年もたった頃。娘のらなぴが生まれて、娘と一緒にちまちまと都会の狭いベランダに花を育てて楽しんでいたある日のことです。駅前の花屋さんの店先に、それはきれいな大輪の花を咲かせているバラ苗を見つけたのです。

そこにあの名前が書かれていました。

 

これがピエール ド ロンサール!

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「ピエール ド ロンサール」。

うっすらとクリーム色を帯びた花の中央はやわらかなピンク色。内側にゆるくカーブする薄い花びらが折り重なってボールのようにコロリと丸く咲く。わたしは一瞬で魅了されてしまいました。

「そうか、これがピエール ド ロンサール!」

じつは山の家にもバラはありました。庭と道路を仕切る門の外側に、濃いローズピンクの小花をたくさん咲かせるつるバラの垣根がありました。でも庭の向こう側なのであまり目にすることもなく、わたしはバラよりもつぎつぎと目を楽しませてくれる庭の花々に夢中だったのです。

 

バラは高貴で冷たい花?

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花といえばバラを思い浮かべる人が多い中、それまでのわたしはバラにあまり興味がありませんでした。山の家に咲いていたつるバラは花径3センチくらいの八重咲きで、とても可愛らしかったけれど、いわゆる「バラ」と聞いて想像するような花ではありません。

典型的なバラといえば、ツン!と尖った花びらのイメージで、たしかに色はきれいだけれど、何だか人工的で冷たそうなすまし顔の花と思っていました。

ひと昔前のバラってこういう咲き方ばかりでしたよね。それに、花屋の冷蔵庫に大切にしまってあるバラは、ほとんどつぼみかちょっと開いたくらいの、すごく警戒心の強そうな様子をしていたし。

 

ピエールドロンサールはバラの冷たいイメージをくつがえしてくれた!

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でも、ピエール ド ロンサールは違いました。優雅で気品のある花を、惜しげもなくたわわに咲かせて、親し気に微笑みかけてくれるよう。

「バラってすごい!」

心からそう思った瞬間でした。このとき、わたしの中にロザリアンの芽がひょっこりと芽吹いたのです。「ロザリアン」とは、バラに魅了されバラを愛する人たちのこと。遅まきながら、わたしもロザリアンの仲間入りです。もちろんその場で「ピエール ド ロンサール」の苗を購入しました。そのとき購入したのはつるタイプではなく、木立性のピエール ド ロンサールだったので、狭いベランダしかない我が家でもなんとかなるだろうと思ったのです。

毎日のように花をうっとりと眺めていたのですが、木立性のピエール ド ロンサールは、それからわずか2年の短い生涯を閉じたのでした・・・。(今から思うと、ただ単に枝を短くカットしてただけの偽木立性でしたけどね)

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