12月中旬

ベランダで初めてのバラ、ピエール・ドゥ・ロンサールを育て始めたYOUちゃん。12月中旬になったので、剪定と誘引作業を行います。

あいびーあいびー

さぁYOUちゃん! 今日はお天気もいいし、剪定と誘引作業をやるわよ、準備はいい?

YOUYOU

はい、先輩。手にガーデングローブと万能ハサミ、剪定した枝を入れるソフトバケツも用意しました!

あいびーあいびー

それじゃ、まず最初は剪定から。YOUちゃん鉛筆を1本用意してもらえる?

YOUYOU

鉛筆ね。はい、もってきました~!

つるバラの剪定作業のポイント3つ

1、残す枝と切る枝を選別しよう!

 

まず最初に、この枝を剪定します。

真ん中に通っているのが幹、幹から左右に伸びているのが枝。

 

YOUYOU

えぇと・・・。

幹を残して枝を切ればいいのかな?

つるバラのイラスト

 

基本はそう。でもつるバラはこのイラストのように、幹から花枝を伸ばしてそこに花が咲くので
枝の中でも勢いのいい枝は幹として残した方がたくさん花が咲くのよ。

 

YOUYOU

なるほど。
たくさん幹があればあるほど花がたくさん咲くってことね。
それじゃ全部、残した方がよくない?

 

あまりに細い枝はいい花が咲きにくいので、なるべく太い元気な枝を残します。残すか切るかは鉛筆の太さを基準にすると分かりやすいです。

 

 

基本は鉛筆よりも太い枝は残して、鉛筆よりも細い枝は切ります。このピエール・ドゥ・ロンサールは今年の秋に植えたばかりのバラで、まだあまりたくさん枝数がないので、これくらいの太さがあるなら残します。

 

 

でも、これくらい細い枝は思い切ってカットします。

 

2、芽の先1cmくらいのところでカット!

 

カットする枝は、芽を1~2個残して、芽の先1cmくらいのところでカットします。この残した芽が来春に伸びてきて花が咲くのです。もし芽がなかったら、とりあえず10cmくらい残してカットしておいてもいいです。

YOUYOU

じゃ、これを残して、これはカットして・・・。

 

 

うまく剪定できました。次は枝先のカットと葉っぱの処理をします。

 

3、枝先も芽の先1cmでカットし、葉はすべて落とす

 

枝先も芽の先1cmでカットし、葉はすべて摘み取ります。紅葉して黄色くなっている葉は指先で触れるだけで、根元からポロリと落ちるけれど、まだ緑色でしっかりしている葉は、ハサミで切り取ります。

YOUYOU

どうして葉っぱをぜんぶ取ってしまうの?

 

葉っぱがついている間は、バラは光合成をして少しずつだけど生長しています。でも、冬はしっかり休眠した方が、来春の生長のためにエネルギーを蓄えられていいのです。だから、無理やり葉っぱを落としてしまうことで
すっきり休眠に入ってもらいます。

 

YOUYOU

へぇ~!
バラも熊やカエルみたいに冬眠するのね! 知らなかったわ。

 

12月中旬につるバラの剪定と誘引作業する理由は!?

YOUYOU

ところであいびー先輩、
どうして剪定と誘引は12月中旬にやるの?
秋に植え付けをしたとき一緒にやればこんな寒い思いをしなくて済むのに!

 

それにはいくつか理由があります。まずさっき言ったように、葉っぱを落とすことでバラに休眠に入ってもらうわけだから、休眠期になってから作業する必要があるのです。バラの休眠期は12~2月いっぱいだから、12月に入ってから作業をします。

たとえば来年の暖かくなってからこの作業をすると、もう芽が出てきているから枝を触っている間に芽がポロポロ落ちてしまう危険があるので、芽が出る前に行うのです。

バラの中でもつるバラは意外と萌芽が早くて、2月中でも暖かい日があると萌芽することがあります。 だから1月中旬までにはこの作業を終えたいところなのです。

 

12月に入ってすぐに作業すると、ときどき冬の間に芽が動いてしまって花が咲かないこともあるし かといって1月に入ってからやるとこの品種は枝が硬すぎてうまく誘引できないことも・・・。いろいろ考えると、12月中旬がベストじゃないかと思います。

 

YOUYOU

いろいろあるんですね!
枝が硬いとか柔らかいとかもあるものなの?

 

つるバラにもいくつか種類があって。ランブラーと呼ばれる系統のつるバラは枝が柔らかく、クライミングと呼ばれる系統のつるバラは枝が硬い。オールド・ローズやモダン・シュラブ系統は、その中間くらいの性質です。ピエール・ドゥ・ロンサールはクライミング系統のバラだから、枝が硬くて曲げにくい方です。 特に休眠期は枝が硬くなりやすいから、休眠期の中でも早いうちに作業する方が少しは曲げやすいっていわれています。

 

 

YOUYOU

つるバラにもいろいろあるんですね!

 

つるバラの誘引作業の3つのポイント

 

では剪定に続いて誘引作業を。つるバラの枝はなるべく横に寝かせるように誘引します。

 

1、つるバラの枝の留め方は、どちらの方法でもOK!

 

枝をビニールタイで支柱の好きな場所に留めつけていく作業を誘引といいます。 留め方には2つの方法があります。 まず、普通に留めつける方法。これを本結びといいます。

 

 

もう一つは支柱と枝の間に1回ねじりを入れてゆるく結ぶ方法。8の字結びともいわれます。どちらの方法でもいいけれど、 8の字結びの方が間に遊びがある分、支柱にこすれて枝が傷つくのが防げるというメリットがあります。

 

2、つるバラの枝はなるべく地面に水平になるように!

YOUYOU

すごく基本的なことを聞いていいですか?
どうしてそんなに枝を横に倒すの?

 

バラというのは、枝の一番高いところに花をつける性質があります。だから、真っ直ぐにしておくと、上にだけしか花が咲きません。

 

でも横に倒してあげると、枝の一番高いところが横に伸びているわけだからこんな風に枝いっぱいに花が咲かせることができます。だから、枝を誘引するときには、なるべく地面に水平になるようにするのです。

 

3、つるバラの上下の枝の間隔はこぶし1個あけて!

上下の枝の間隔は、最低でもこぶし1個分あけて誘引します。

 

まとめ

今回は剪定と誘引の作業をしました。

ピエール・ドゥ・ロンサールは枝が硬くなりやすいので12月中旬に作業しましたが12月中旬~1月中旬なら基本いつ作業しても大丈夫です! それぞれポイントを押さえて、トゲに気をつけながら作業しましょう。

YOUYOU

作業がんばりましたー!
そういえばつるバラって、朝顔みたいに自分で巻き付いていくわけじゃないんですね。
今回初めて知りました!

 

バラは、トゲで他の植物に寄りかかるようにして這い上っていったんじゃないかって言われています。そのためにバラにはトゲがあるんですって! 家で育てる場合には、不確実なトゲまかせにしないで、しっかり麻紐やビニールタイで結わえつけます。だからトゲが気になるなら、爪切りやハサミで切ってしまってもいいんですよ!

 

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