バラの品種選びに迷ったら、バラのプロの意見を参考にしてみては!? 2017春に7人のバラのプロが選んだそれぞれのベスト3ローズを紹介しています。前回に続き第2回は、3人のプロが選ぶベスト3です。


有島薫さんのベスト3!

本橋三越チェルシーガーデンでローズアドバイザーを務めるかたわら、各地の講習会や講演会でバラの楽しさを広める活動をしている有島薫さんは、限られたスペースでもよく咲く、鉢栽培で楽しみが大きいバラという観点から3つのおすすめ品種を紹介してくれました。

 

BEST1「アイスバーグ」


【予約大苗】バラ苗 アイスバーグ (FL白) 国産苗 6号鉢植え品《YM-B_J-MC》 ※2月末までにお届け

径8cmの純白の花がまぶしいバラ「アイスバーグ」は、性質はとても強健で、病気に強く、初心者にも育てやすく、次々とつぼみをあげてよく咲いてくれるバラです。暖かい地域では冬にも咲くそうですよ! 世界バラ会議でバラの栄誉殿堂入りをはたしている名花です。有島薫さんは、よく咲くこと、そして花もちも良いことを評価してベスト1に選んでくれました。

 

▼「アイスバーグ」についてくわしくは、こちらをご覧ください。

 

BEST2「シスターエリザベス」

の中央の花びらが、内側に折りたたまれたようになるクラシカルな咲き方「ボタン・アイ」になりやすいバラが「シスターエリザベス」です。やや青みを帯びたライラック・ピンクの花色や、スパイシーさを含んだ甘い香りでも人気があります。高さ0.8mほどのシュラブ樹形で、鉢で育てやすいイングリッシュ・ローズです。

 

BEST3「ボレロ」


バラ 苗 京成 【ボレロ (FL) 中輪 四季咲き】 2年生 接ぎ木大苗 薔薇 ローズ バラ の 苗 京成 バラ 園

中心がほんのりアプリコットや淡ピンクを帯びた純白で、整った花形が美しい「ボレロ」が有島薫さんのベスト3です。フルーツのような素晴らしい強香もあり、バラの人気ランキングでは常に上位をキープしている人気品種です。よく咲き、香りも素晴らしいことから選ばれました。

 

▼「ボレロ」について詳しくは、こちらをご覧ください。

村上敏さんのベスト3!

NHK趣味の園芸でもおなじみ、京成バラ園芸のヘッドガーデナー村上敏さんは、バラらしい華やかな花を咲かせるバラの中から、鉢栽培でもじゅうぶん楽しめる品種を3種、選んでくれました。どれもシュラブ樹形ですが、シュラブの中でもコンパクトな自立するタイプのバラです。

 

BEST1「レッド・レオナルド・ダ・ヴィンチ」


バラ 苗 京成 【レッドレオナルドダビンチ (修景バラ) 四季咲き】 2年生 接ぎ木大苗 薔薇 ローズ バラ の 苗 京成 バラ 園

くさんの花びらをぎゅっとまとめたオールドローズを思わせるクラシカルな花形、退色の少ない美しい花色が特徴の「レッド・レオナルド・ダ・ヴィンチ」が村上敏さんのベスト1ローズです。シュラブ樹形とされていますが比較的コンパクトで、鉢でじゅうぶん育てやすい品種です。

 

BEST2「スーリール・ドゥ・モナリザ」


【予約大苗】バラ苗 スーリールドゥモナリザ (Ant赤) 国産苗 6号鉢植え品《IR-IR3》 ※2月末までにお届け

「モナリザの微笑み」という意味の名前のこのバラは、耐病性や耐寒性の高い品種を評価するADR賞を受賞している、初心者にも育てやすい品種です。真紅の咲き始めから少しずつローズカラーに退色していく様子も美しく、クオーターロゼット咲きするクラシカルな雰囲気も美しいバラです。

 

BEST3「ウーメロ」


【予約大苗】バラ苗 ウーメロ (Sh橙) 国産苗 6号鉢植え品《IR-IR3》 ※2月末までにお届け

るく波打つ杏色の花がやさしい雰囲気の「ウーメロ」がベスト3に選ばれました。ウーメロは長く伸ばせば小型のつるバラとしても扱えるシュラブ樹形のバラですが、冬に80cmていどにコンパクトに切り詰め、フロリバンダのように管理するとよく花が咲きます

 

矢澤秀成さんのベスト3!

を育てる「緑育マイスター養成制度」を提唱し、花や緑を育てるリーダーをつくる活動を行っている矢澤秀成さんは、初めてバラを育てる人にも楽しめるよう、育てやすくて、花が長く咲き続け、しかも花の色や形が整っている品種を3種類選んでくれました。

 

BEST1「ローズうらら」


バラ 苗 京成 【ローズうらら (FL) 中輪 返り咲き】 2年生 接ぎ木大苗 薔薇 ローズ バラ の 苗 京成 バラ 園

っきりとしたショッキングピンクの花を春から秋まで絶え間なく咲かせるバラ「ローズうらら」が矢澤秀成さんがベスト1に選んでくれたバラです。春に京成バラ園を訪れたとき、株を覆うようにびっしりと咲いてひときわ目立っていました。強健で病気にかかりにくく、初心者にも育てやすい品種です。

 

BEST2「プリンセス・アイコ」


【予約大苗】バラ苗 プリンセスアイコ (FL桃) 国産苗 6号鉢植え品《IR-IR3》 ※2月末までにお届け

宮 愛子内親王(としのみやあいこないしんのう)の誕生を祝して捧げられたバラが「プリンセスアイコ」です。とても花付きが良く、愛らしいサーモンピンクの花をたくさん、長く咲かせます。

 

BEST3「伊豆の踊子」


【予約大苗】バラ苗 いずのおどりこ【伊豆の踊子】(Fl黄) 国産苗 6号鉢植え品《IR-IR3》 ※2月末までにお届け

端康成の短編小説「伊豆の踊子」の名をもつこのバラは、フランスの名門ナーセリー・メイアンで作出されました。伊豆の「河津バガテル公園」は、パリのブローニュの森にあるバガテル公園を再現した公園です。この「河津バガテル公園」の開園を祝してパリ市から贈られたバラが「伊豆の踊子」です。早咲きが多い黄バラの中では珍しく「伊豆の踊子」は遅咲きで、晩秋まで美しく咲き続けます。

 

まとめ

バラのプロフェッショナル7名が選ぶ、それぞれのベスト3ローズを紹介しました。第2回目の今回は、有島薫さん、村上敏さん、矢澤秀成さんの3人が選ぶおすすめのバラ・ベスト3です。

 

有島薫さんは鉢栽培で育てる楽しみがじゅうぶん味わえる品種をチョイス、村上敏さんはバラらしい華やかな花が楽しめさらに鉢でも育てやすいコンパクトなシュラブ樹形から3品種をセレクト、矢澤秀成さんは初めてバラを育てる方がその楽しさが実感しやすい花付きがよく長く花が楽しめる品種を選んでくれました。

 

とくにスペースの限られている都市部では鉢栽培することが増えてきています。鉢で育てやすく、しかも楽しみの多いバラを選びたいときに、とても参考になる意見ばかりですね! 我が家にお迎えするバラ選びに、どうぞ役立ててくださいね!

 

今回の7人のプロが選ぶバラ品種ベスト3は、2017年の春に「花菜ガーデン」で開催されていたローズフェスタで掲示されていた案内板を参考にさせていただきました。

 

▼「2017、7人のプロがおすすめ!バラの品種BEST3!<その1>」は、こちらをご覧ください。

 

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