知ってた?モダン・ローズに含まれる香りには、女性を幸せにするスゴイ成分が含まれている!

      2017/04/16


バラの香りに含まれる成分を長年研究している「蓬田バラの香り研究所」所長の蓬田勝之氏は、モダン・ローズにはオールド・ローズにない成分が含まれていることを発見し、これをティーローズ・エレメントと名付けました。さらなる研究により、このティーローズ・エレメントには、女性を幸せにする働きがあるというのです! これは見逃せませんね! 今回は、ティーローズ・エレメントの効果やその活用法を紹介します!

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オールド・ローズとモダン・ローズの香りは違う!

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性用のほぼ100%の香水に使われているバラの香りは、トルコやブルガリアで栽培されているダマスク・ローズ、または南フランスのグラースで栽培されているケンティフォリア・ローズから抽出した精油(ローズ・オイル)を原料にしています。

ダマスク・ローズもケンティフォリア・ローズも、香りの傾向としては同じダマスク香です。ダマスク香は、濃厚な甘さと華やかさをもつ香りです。ダマスク・ローズも、ケンティフォリア・ローズも、ヨーロッパに自生している原種や古くからヨーロッパで栽培されてきたバラをもとにしたオールド・ローズです。

オールド・ローズを原料に作られている精油は、もちろんオールド・ローズの香り、つまりダマスク香をしています。

一方、モダン・ローズは、少し傾向の異なった香りをもつものが多くあります。甘いというよりは、爽やかな印象が強いのです。

同じバラの香りなのに、バラの精油の香りと、モダン・ローズの香りが異なることに疑問をもった人がいました。化粧品メーカーの資生堂に勤めていた、現「蓬田バラの香り研究所」所長の蓬田勝之氏です。

 

蓬田勝之氏が「ティーローズ・エレメント」を発見!

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Rose, Rosa gigantea, バラ, ロサ・ギガンティア, / T.Kiya

田勝之氏は、当時、京成バラ園芸研究所・所長をしていた故・鈴木省三氏をたずね、共同研究を始めます。鈴木省三氏が選択したモダン・ローズの強香品種をもとに研究を進め、モダン・ローズには、オールド・ローズから採油したバラの精油に含まれていない香り成分があることを発見します。

それがジメトキシメチルベンゼンです。蓬田勝之氏は、これを「ティーローズ・エレメント」と名付けました。

ティーローズ・エレメントは、中国原産のロサ・ギガンティアの主要な香り成分です。この成分に、オールド・ローズに典型的なダマスク香の成分が複雑にミックスされて、モダン・ローズの香り「ティー香」ができているのです。

ヨーロッパのバラ(オールド・ローズ)に、中国原産のバラを交配することで作出されたのがモダン・ローズの祖「ラ・フランス」なのだから、ティーローズ・エレメントがモダン・ローズにのみ含まれているというのは納得のいく話ですね!

 

バラには素晴らしい薬効がある!

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ともとヨーロッパでバラが栽培され始めたのは、バラのもつ薬効が注目されたためでした。17世紀のイギリス人医師ニコラス・カルペッパーがラテン語から翻訳した医学書「The English Physician」には、多くの植物とともにバラの薬効や使い方が記されています。

それによると、月経過多、吐血、その他の出血には、乾燥したレッド・ローズの花をチンキや粉末にして与える。ワインを加えたローズ・ティーは、頭痛、目、耳、喉、歯ぐきの痛み、さらに下腹部や子宮の不調にもよいとされています。

(チンキとは、度数の高いお酒に植物を浸して成分を浸出させたものです)

 

ローズ・オイルはアロマ・セラピーでも重要

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ロマ・セラピーで使用されるローズ・オイル(バラの精油)は、ダマスク・ローズから採油しています。アロマ・セラピーでは、アロマポットで精油を揮発させてその香りを嗅いだり、ときにキャリア・オイルで希釈してオイル・マッサージに使用します。

ローズ・オイルにはホルモンバランスを整え、子宮を強化したり、月経周期を正常化させる働きがあるとされています。さらに、殺菌効果が高く、肌を清潔に保ち、引き締め、ハリを保つ効果があるともいわれています。女性に嬉しい効果が多いのがローズ・オイルの特徴で、古くから女性に愛用されてきたのも、このためです。

 

ティーローズ・エレメントは、心に作用し、気持ちを前向きにしてくれる

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ダン・ローズに特徴的な香りティーローズ・エレメントには、心に作用する効果が認められると、蓬田勝之氏は発表しています。女性を被験者としてストレス成分の減少値を測定したところ、他の植物に比べてティーローズ・エレメントの香りは極めて高いストレス緩和効果があることが認められたのです。ストレスを緩和する香りとして有名なラヴェンダーよりも強いリラックス効果があるのだとか!

ティーローズ・エレメントは、イライラを鎮め、ストレスを軽減し、気持ちを前向きにしてくれます。

ストレスの緩和は、安眠効果や免疫力の向上、さらにスキンケア効果にもつながります。香りがスキンケアにいいというのは意外かもしれませんが、ティーローズ・エレメントの高いリラックス作用が皮膚の自己再生能力を引き出し、肌の回復を助ける効果があるというのです。

 

自宅でティー香のモダン・ローズを育てるのが一番の近道!

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Rose, Lady Hillingdon Climbing, バラ, レディ ヒリンドン, / T.Kiya

性に嬉しい効果をもつティーローズ・エレメントを暮らしに取り入れるなら、自宅でティー香の強いモダン・ローズを育てるのが一番の近道だと蓬田勝之氏は言います。なぜなら、天然のバラの香り成分は99%解明されているけれど、まだ解明されていない1%のために、天然のバラの香りとまったく同じものを創り出すことができないからなのです!

しかも天然のバラは、時間とともに香りの強さが変わります。バラは、朝日が上がると同時に香りを発し始め、日が昇るにつれ、その香りは薄くなっていきます。ブルガリアのバラの谷では、夜明けとともに花摘みを始め、朝10時までにその日の摘み取り作業を終えます。これはブルガリアの人たちが、バラの香りの特性をよく知っているからなのですね。

蓬田氏によると、切り花にしたバラの香りは、どうしても水っぽく薄まってしまうそう。しかも、じょじょにバラの香りは薄れてゆくので、ティーローズ・エレメントを効果的に楽しむには、やはり自宅でバラを育て、朝の香りが一番よく揮発しているバラを部屋に飾るのが一番ということなのです。

 

蓬田勝之氏おすすめの、ティー香を含んだ強香品種のバラ3選!

レディ・ヒリンドン


Lady Hillingdon / mmmavocado

ィー香の強香品種といえばなんといっても「レディ・ヒリンドン」です。「ティーオブティー」とも呼ばれるほど、豊かなティーの香りがあります。バラの中でも特に多くティーローズ・エレメントを含んでいるので、ストレスを緩和し、気持ちを前向きにして安眠効果や美肌効果も期待できます。

温かみのある優しいオレンジ色で、他のバラとも組み合わせやすい品種です。一季咲きですが、春バラの季節には毎朝、一輪摘んで、リビングに飾りたいですね!

 

芳純


Rose, Hojun / nekonomania

スター・ローズと呼ばれた故・鈴木省三氏が作出した香り高いバラが「芳純」です。1986年に資生堂から発売されたオー・ド・パルファム「芳純」の香りの元となったバラ。オー・ド・パルファム「芳純」は、蓬田勝之氏が資生堂勤務時代にバラ「芳純」の香りを基調にして作り出したものです。

クラシックな甘さと華やかさをもつダマスク香にティー香を含んだ、ダマスク・モダンの香りの名花です。

 

薫乃


Fragrance / ai3310X

ても複雑で魅力的な香りをもつバラで、最初は爽やかな香りが広がり、心が安らぐようなフルーティーで甘い香りが残ります。ダマスク香とティー香のバランスがよく「幸せの香り」とも表現できる、素晴らしい香りです。中心が柔らかい杏色、まわりは透明感のあるベージュ色で、優しい印象の花も魅力的。

 

プレゼントにもぴったり!モダン・ローズの香りを再現したフレグランス

成バラ園芸作出のモダン・ローズの香りを蓬田勝之氏の調香で再現した、京成バラ園オリジナルのフレグランス・シリーズができました。蓬田勝之氏おすすめのバラ「薫乃」は上品で爽やかな香り、まるでフルーツのように甘く爽やかな香りの「桃香」華やかでフルーティーな香りの「夢香」

それぞれ、オー・ド・トワレ、ハンドクリーム、練り香水のセットです。どれもティーローズ・エレメントを含んでいるモダン・ローズの香りを再現しているので、リラックス効果が期待できます!

プレゼントにはもちろん、自分用にもほしくなってしまいますね!

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まとめ

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女性のホルモンバランスを整え、神経を鎮める作用があるとして、古くから薬用に栽培されてきたバラ。17世紀のヨーロッパでは乾燥させた花びらをお酒やお茶とともに飲んだり、現代のアロマテラピーではエッセンシャル・オイルを使ってマッサージすることで、皮膚からと同時に香りを吸い込むことでも体内に吸収して利用されています。

バラにはストレスを軽減する効果があるといわれていますが、オールド・ローズよりもモダン・ローズのティー香に含まれている「ティーローズ・エレメント」と呼ばれる成分がストレスを軽減させる効果が高いことが、モダン・ローズの香り研究の第一人者「蓬田バラの香り研究所」の蓬田勝之さんを中心とする研究で明らかになってきました。

どんなに優れた調香師でも、天然のバラの香りを再現するのは難しく、ティーローズ・エレメントを身近に楽しむなら、やはり自宅で育てるのが一番だと蓬田氏はいいます。

これまではオールド・ローズに多い「ダマスク香」を利用した香りの商品ばかりでしたが、モダン・ローズの香りを再現した商品も、京成バラ園芸からオリジナルフレグランスとして発売されています。どれも爽やかさのある香りで、あまり香水は使わないという方にもなじみやすい香りなのだとか。

天然の香りそのものではないけれど「ティーローズ・エレメント」の効果が期待できるフレグランス商品、ちょっと欲しくなってしまいますね!

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