春バラと秋バラの違いは? 色や香りの違いを比較してご紹介!

      2017/05/03


バラには大きく3回の見ごろがあります。春の1番花のシーズン、初夏の2番花のシーズン、秋バラのシーズンです。それぞれどんな特徴があるのか、比較して紹介します。

スポンサーリンク



春の1番花シーズンはバラ園が最も輝く時期!

kanagarden3

▲バラ園の花の量は、春の1番花シーズンがもっとも多い

ラには、春だけ咲く一季咲きのバラと春、夏、秋の3シーズン花を咲かせる四季咲きのバラがあります。は、一季咲きのバラも四季咲きのバラも咲くので、バラ園の景色がそれこそバラ一色になるほどです。フェンスもアーチもどこもかしこもバラの花に埋もれるようになる、一年で一番バラ園が美しい季節です。

IMG_2724-2

▲つるバラが花を咲かせるのは、ほぼ春だけ

冬の休眠期にたっぷり蓄えたエネルギーを使って咲く春の1番花は、サイズも大きく色も鮮やかです。葉の色も瑞々しく、花も葉も景色としてもきれいなのが春バラの特徴です。

img_4392-3

▲あまりに咲かせ過ぎて、ところどころ花首が下がっている春バラ

春バラの欠点は、春はどんどん気温が上がるので、あまりにたくさん花を咲かせる株だと水分補給が間に合わず、花首が下がってしまいがちなこと、花が咲き急ぐので花形が崩れてしまいやすいことが挙げられます。しかし次々花開くので、一輪の花形が崩れてもあまり気にならないという面もあります。

 

初夏の2番花は、花が小さくなりやすい

Cocktail

▲「カクテル」の夏花。花びらが剣弁のように細くなっている

発的に咲いた春の1番花が終わった後、6月下旬~7月中旬ごろに咲くのが2番花です。2番花は四季咲き品種と返り咲きする品種が咲きます。返り咲き品種は、春よりも花数はかなり減ります

1番花の後で得たエネルギーだけで咲くので、2番花は小さくなりがちです。また、気温がどんどん暑くなっていくシーズンなので、散るのも早いように思います。

暑くなってからのバラは、剣弁咲きの品種でなくても花びらが中心から左右に分かれて反り返り、細くなる傾向があります。

 

秋バラは、冴えた花色と豊かな香りが魅力

%e3%83%91%e3%83%91%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%82%a2%e3%83%b3%e7%a7%8b%ef%bc%95

▲秋のバラ園は落ち着いた雰囲気

バラのシーズンは、関東でいえば10月中旬~11月上旬です。秋に咲くバラは、ほとんどが四季咲きのブッシュ樹形のバラで、つるバラはほぼ咲いていません。ところどころ返り咲きのバラも咲きますが、花数はぐっと少なくなります。秋のバラ園の様子は、春の爆発的な景色ではなく落ち着いた雰囲気です。

%e6%a1%9c%e6%9c%a8-%e6%98%a5 img_5491

▲左:株を覆うように咲く春花の「桜木」 右:房咲きになっていない秋花の「桜木」

日本のバラ園では、秋バラを一斉に咲かせるために夏に剪定して調整しているので、ある程度まとまって咲いている様子を見ることができます。が、ハイブリッド・ティー系統などの一輪咲きのバラは春も秋もさほど花数が変わりませんが、フロリバンダ系統は房が小さくなり、つるバラも咲かないので、春に比べると秋のバラ園を寂しいとか、バラがあまり咲いていないと失望する人もいるようです。

%e3%83%91%e3%83%91%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%82%a2%e3%83%b3 %e3%83%91%e3%83%91%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%82%a2%e3%83%b3%e7%a7%8b%ef%bc%94

▲左:春バラのパパ・メイアン。右:秋バラのパパ・メイアン

秋バラのシーズンは気温がじょじょに下がっていく時期なので、花本来の色や模様が出やすく、花一輪だけを比べると、春よりも秋の方が美しいバラがあります。黒バラの代表品種パパ・メイアンは、春よりも秋の方が黒みが増し本来の美しさが出やすいバラです。

%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%a4%e3%82%b9%e6%98%a5 %e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%a4%e3%82%b9

▲白い花びらにブラシでさっとピンク色を塗ったような模様が特徴のファニーフェイス

写真のファニーフェイスのようにハンドペイント模様のバラなどは、春バラだとピンク色が強く出過ぎて模様がつぶれがちですが、秋バラだと本来のかすれたような模様がよく現れます。

バラの香りは春よりも秋の方が濃く深い香りがするようです。

 

秋バラを見るなら、景色よりも花一輪を見る気持ちで!

%e7%a7%8b%e3%81%ae%e3%83%90%e3%83%a9%e5%9c%92

▲秋のバラ園。手前はフロリバンダ系統の「マチルダ」

季咲きバラを多く植えているコーナーなら、秋でも場所によってはバラがたくさん咲く景色が見られます。が、つるバラやシュラブ系統のバラを多く植えているコーナーだと、花が咲いているといってもあちらに1輪、こちらに2輪といった感じで、景色として花を見るには見ごたえがありません

%e6%b8%af%e3%81%ae%e8%a6%8b%e3%81%88%e3%82%8b%e4%b8%98%e5%85%ac%e5%9c%92%e6%b2%88%e5%ba%8a%e8%8a%b1%e5%a3%87%ef%bc%92-%e7%a7%8b

▲つるバラとシュラブ系統のバラが多い秋のバラ園

秋は、バラの花一輪の豊かな美しさを楽しむ季節と思って出かけてみてはいかがでしょうか。見物客も春ほど多くないので、ゆっくり見てまわることができます。心行くまでバラの香りを楽しむにも、秋はぴったりです。

%e3%82%b7%e3%82%ab%e3%82%b4%e3%83%94%e3%83%bc%e3%82%b9

▲色美しく咲いた秋バラの「シカゴ・ピース」

 

まとめ

o0228021113263924831 (1)
春バラ(1番花)、夏バラ(2番花)、秋バラの比較をしてみました。春バラはなんといっても花数が多く、ゴージャスなバラの景色が楽しめます。夏バラは花数はぐっと減り、花のサイズも小さくなりがちです。秋バラは1輪の花や香りを楽しむならいいのですが、春バラに比べると花数も葉も少ないので、落ち着いた印象の庭になります。

春バラ、夏バラ、秋バラ、それぞれに特徴があります。特徴を知った上で季節ごとのバラ園を楽しんでくださいね!

cropped-rose1.png
スポンサーリンク







 

<おすすめ記事一覧>



 - ▶バラのコラム ,