青バラのなかでも育てやすいつるバラを待ちわびていた方に、大絶賛で迎えられた薄紫色の「レイニー・ブルー」。花つきよく、かわいらしい感じの咲き方で、多くのファンをもつ2012年作出のドイツのバラです。他にない魅力をいくつも備えたバラ「レイニー・ブルー」を紹介します。

スポンサーリンク




レイニー・ブルー

Rainy Blue

DATA

バラの系統 シュラブ【S】
開花のしかた 四季咲き~返り咲き 6~7輪の房咲き
花径

7cm

花形 やや乱れた感じのロゼット咲き
香り 微香
樹形

ランブラー樹形

枝の長さ1~1.5m

作出情報 2012年 ドイツ/タントウ
備考

耐病性は普通

花つきはとても良い

花枝が長いのでうつむいて咲く

「レイニー・ブルー」は、優しい印象の薄紫色のつるバラとして貴重な存在!

▲うつむき加減に咲く薄紫色の「レイニー・ブルー」

 

「レイニー・ブルー」は、やや乱れた感じの淡い紫色の花を咲かせるつるバラです。咲き始めは青みの薄紫ですが、咲き進むにつれ白っぽく退色していきます。花形も咲き進むにつれよりひらひら乱れた感じが強くなり、ロゼット咲きからポンポン咲きに近い印象になります。

 

多くの八重咲きの青バラが存在感の強い咲き方なのに対して、この優し気な咲き方は貴重です。まるでオールド・ローズのように花の印象がやさしくてエレガントなので、甘い雰囲気の庭に取り入れるにはぴったりの青バラといえます。

 

驚くほどの多花性で、うつむき加減にたくさんの花を咲かせる。しかもよく返り咲く!

筆すべきは、その多花性です。枝先に6~7輪、場合によってはもっと多くの房咲きになります。

 

花枝が長いので花はうつむき加減に咲いてしまいますが、ほどよくバラけたかんじになるので、重たげな巨大な房咲きにはなりません。しかも低い位置から枝先まで、しっかり咲きます。たくさんの花がうつむいて咲くところから、雨が降り落ちる様子を連想しての品種名なのでしょうね!

 

返り咲く性質も強く、秋にもあるていどまとまって咲きます。条件がよければ、ほぼ四季咲きになります。

スポンサーリンク



枝の長さ1~1.5mのショート・ランブラー樹形。小型つるバラとしてフェンスなどに誘引を! マンションのベランダにもぴったり!

▲ポール仕立ての「レイニー・ブルー」。うつむき加減にたくさんの花が咲く

 

形や枝の長さ、葉と花のバランスなどを考えると、「レイニー・ブルー」は、とても変わった性質のバラです。

 

つるバラ(Cl)として売られていることが多いのですが、系統としてはシュラブ系統。樹形としては、枝がとてもやわらかく自立することができないランブラー樹形です。フェンスや小型のオベリスクなどに誘引して咲かせます。細くやわらかい枝なので、どんな場所にも楽に誘引できます。高いところからしだれさせても素敵になりそうです。

 

ただし伸長力がないので、広い面積やアーチ全体をカバーすることはできません。コンパクトサイズなので、鉢栽培やマンションのベランダでも育てやすいつるバラです。

 

多くのランブラー樹形のつるバラはとても伸長力が強く、6m以上、場合によっては10mにも達する品種が多いのですが、「レイニー・ブルー」は1~1.5mまでしか伸びません。いわば「ショート・ランブラー」とでもいえそうな変わった性質です。(こんな小型のランブラーは今までないので、実際には「ショート・ランブラー」という言い方もなくて、わたしの造語です!)

 

葉は花のわりに小さく、そのぶん、花がよく目立ちます。

 

青バラとしては樹勢が強く、耐病性が高く、比較的育てやすい!

勢が弱く慣れた人でないと育てにくい品種が多い青バラのなかでは、「レイニー・ブルー」はかなり育てやすい青バラです。

 

樹勢は普通、うどん粉病と黒点病耐性はどちらも普通ていどです。あるていどバラの栽培経験がある人なら、まったく問題なく育てられます。

 

口コミと値段の目安

バラ苗ショップのコメント

やさしいパールヴァイオレットカラーの繊細な雰囲気の花は、花弁の多いロゼット状に咲き、房になって咲きます。葉はかわいい小葉種ですが、樹勢がよく、丈夫で育てやすい品種です。低めのフェンスやアーチに仕立てることも出来ます。マンションなどでの栽培にも適しています。(花ひろば)

 

ロザリアンからの口コミ

ドイツ タンタウのうなだれちゃんのレイニーブルー。ものすごい多花性で、側蕾までちゃんと咲いてくれる、優秀な小型のつるバラです。淡い紫〜白っぽく退色するまで、グラデーションも綺麗です。

バラ苗の値段の目安

ただいま商品コードが見当たりませんが、鉢苗で3000円ていどです。ネットで取り扱いはあるようです。

 

まとめ

ドイツのタントウ社のつるバラ「レイニー・ブルー」を紹介しました。枝がやわらかいランブラー樹形で枝先の長さが1~1.5mという「ショート・ランブラー」ともいえる樹形の青バラです。狭い庭やマンションのベランダで鉢栽培するには、ちょうど良いサイズですね。

 

あまり長く伸びないつるバラなのに、花枝が長くうつむいて咲くので、使いどころや仕立て方にはちょっと悩みますが、オールド・ローズの雰囲気をもつ育てやすい青バラとして、人気の高い品種です。

 

甘さのある咲き方の青バラなので「大人可愛い」雰囲気と書いてらっしゃる方もいました。「なるほど~!」と、思いましたね! 唯一、残念なのが、香りがほとんどないこと。多くの青バラは強香品種なのですが、「レイニー・ブルー」には、ほぼ香りはありません。

 

香りはないものの、四季咲き性の強いつるタイプの育てやすい青バラ──これだけの条件がそろえば、かなり貴重な品種といえます!

 

cropped-rose1.png
スポンサーリンク