大船駅から徒歩15分という立地の良さが魅力の大船フラワーセンター。気軽に行けて、ゆっくり散歩が楽しめる大船フラワーセンターが2018年4月にリニューアルオープンしました。どう変わったのか、バラ園はどうなのか、さらにバラの見頃や口コミなどをたっぷりご紹介します!


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2018年4月、日比谷花壇大船フラワーセンターとしてリニューアルオープン!

▲大船フラワーセンターのハナショウブ園

 

奈川県立フラワーセンター大船植物園は、「大船フラワーセンター」または単に「フラワーセンター」の名称で親しまれている植物園です。大船駅から平たんな道をのんびり歩いて15分。交通量の多い道路を渡った先に忽然と現れる植物園は、近隣住民の憩いの場となっています。

 

開園は1962年。既に開園から半世紀を数える大船フラワーセンターが、2018年4月、大規模リニューアル工事を経て再オープンしました。新しくなった大船フラワーセンターを紹介します!

 

そもそも、フラワーセンター大船植物園って、どんな植物園?

▲大船フラワーセンターのグリーンハウス(温室)

 

ず、大船フラワーセンターの歴史を簡単に紹介しましょう。

大船フラワーセンターは、かつて神奈川県農業試験場だった跡地に園芸植物の展示や普及を目的として開園しました。1962年、昭和37年開園ですから、今からもう50年以上前になります。

 

開園当時、まだこういう施設が珍しかったこともあって注目を集め、1964年(昭和39年)には、昭和天皇・香淳皇后両陛下が御視察されたこともあるそうです。

 

この園で育種されたシャクヤクやハナショウブ、系統に沿って収集されてきたバラなどを中心に、熱帯・亜熱帯の植物を展示する温室も建てられ、多くの入園者で賑わいました。

 

大船フラワーセンターを代表する花としては、玉縄桜が有名です。これはソメイヨシノの中から早咲きのものを選抜し大船フラワーセンターで育種された桜で、2月中旬から開花し長く楽しめる桜です。早咲きの桜は濃いピンク色の花が多いなか、玉縄桜はソメイヨシノとそっくりの淡い桜色。早咲きの桜としては貴重な品種です。

 

その後2017年、老朽化対策などのため大規模改修工事のため一時閉園。2018年4月にリニューアル・オープンしました。

 

2018年にリニューアル・オープン! どう変わった?

▲大船フラワーセンターの愛称が「日比谷花壇大船フラワーセンターに!」

 

ネーミングライツ制度と管理委託制度を導入!

式名称は以前と変わらず「神奈川県立フラワーセンター大船植物園」ですが、ネーミングライツ制度を採用し、2018年から5年間は「日比谷花壇大船フラワーセンター」の愛称が使われます。写真のとおり、入口の看板も架け替えられています。

 

ネーミングライツ制度とは、1980年代以降におもにアメリカで定着した制度で、施設名に企業やブランドの名称を冠した愛称とするかわりに広告費用が発生するというもの。たとえば、国際バラとガーデニングショウが開催される「メットライフドーム」なんかもネーミングライツ制度が利用されている例です。メットライフドームの正式名称は「西武ドーム」です。

 

大船フラワーセンターでは、ネーミングライツ制度と同時に管理委託制度も導入しています。園の管理をこれまでの県職員が行う形から、日比谷花壇系の造園会社・日比谷アメニス、公益財団法人鎌倉市公園協会、相鉄企業株式会社の3社が共同で行うように変わりました。

 

バリアフリー化が進み、より快適に散策できる植物園に進化!

▲入園すると広々としたスペースが開けます!

 

れまでの大船フラワーセンターは、たくさんの植物がのびのびと生育する緑のオアシス的な空間でしたが、全体に古びていて、ちょっと歩きにくい場所もありました。

 

今回の大規模リニューアルで、園全体のバリアフリー化が進み、車いすやベビーカー連れでも快適に散策できるように園路が整備されました。入場してすぐの場所には大きなスロープが取り付けられたり、あちらこちらにたくさんのベンチが設えられていて、思い思いに散策したり休んだりできるように配慮されています。

 

強みのある植物を、よりよくみせる展示

▲大船フラワーセンター園内図 出展/大船フラワーセンター公式

 

史のところで紹介したように、大船フラワーセンターには、ここで育種された園芸品種が多くあります。とくにシャクヤク、ハナショウブが有名で、それらは「大船系」と呼ばれています。玉縄桜もこちらの園で育種されたものです。大船フラワーセンターではこれら、強みのある植物をよりよくみせる展示に力を入れています。

 

 

シャクヤク210種、ボタン120種、ハナショウブ120種と、他ではなかなか見られないボリュームで楽しむことができます。玉縄桜は、専用のスペースをもうけて、ゆったり鑑賞できるように整備されました。

 

さらに系統的に収集されてきたバラやシャクナゲも大船フラワーセンターに強みのある植物です。バラは370品種、シャクナゲとツツジは100品種を数えます。

 

370品種1200株のバラが香る! コンパクトながら珠玉のバラ園

▲満開のつるバラ「カクテル」

 

ラ園は、大船フラワーセンターの中心部やや奥よりにあります。バラ園の中央には大きな休憩所があり、それを取り囲むように370品種1200株のバラが植えられています。

 

そんなに大きなバラ園ではありませんが、コンパクトな敷地にぎゅっと宝石を詰め込んだように色とりどりのバラが咲き乱れる、珠玉のバラ園です。

 

みどころを4つのポイントに絞って紹介します。

 

見どころその1、オールドローズが系統ごとに見られる

▲満開の「ロサ・モスカータ」

 

ラは原種からはじまり、さまざまな品種改良が重ねられて現在のモダンローズが生み出されました。大船フラワーセンターのバラ園には、バラの育種に重要な役割を果たした原種バラ、古い時代におもにヨーロッパで栽培されていたオールドローズなどの、現代バラ(モダンローズ)を生み出す礎となった貴重な品種が栽培されています。

 

それぞれほぼ1株ずつですから、あまり広い場所を取っていませんが、なかなか他にない古い品種がたくさん見られます。しかも状態はとても良く、たくさんの花を咲かせ、かぐわしい香りを漂わせています。

 

上の写真は、ムスクの香りの原種バラ「ロサ・モスカータ」です。ムスクの香りがするバラはあまり多くないので、ぜひ近くで香りをかいでみたかったのですが、残念ながら「これより先は立ち入り禁止」の看板が──。でも、だからこそ良い状態が保てているのかも知れませんね!

 

見どころその2、手入れの良さ

▲コンパクトながら素晴らしいバラ園

 

存知のとおり、バラはなかなか手のかかる植物です。そしてここは県立の植物園。はたしてどのていど手入れが行き届いているかと思いきや──! どのバラもつややかな葉を茂らせ色鮮やかな花を誇らしげに咲かせています。

 

写真の左側に写っている白い建物が休憩所。この建物を中心に取り囲むようにして、辺り一面バラの波で埋め尽くされています。バラ園としては、そんなに大きな規模ではありませんが、かなり満足感の高いバラ園だと思います。

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見どころその3、香りのバラが多い!

ラ園には3つの入り口があります。玉縄桜広場側からの入り口、ハナショウブの水路側からの入り口、シャクヤク園側の入り口。

 

この3つの入り口のうち、このバラ園には、ぜひ玉縄桜広場側から入ってください。上の園内図でいうと、バラ園の左下側から入る道です。

 

道が狭く、入ってすぐのところにハマナス系のよく香る品種が植えられているので、ふわぁっとバラの香りに包まれるのです。「今、バラ園に入った!」と、実感できること請け合いです!

 

この狭い通路を抜けると、目の前に広がるのがこんな景色です。

 

 

一気にテンション上がりますよ!

 

「バラの美しさを追求するために、香りは邪魔だ!」なんて、かつてバラの専門家の間で言われていたことがあるそうです。そのため、その頃に育種されたバラには、あえてほとんど香りのないものが多かったのだとか! 大輪のモダン・ローズには、香りのないものが多いのはそのためなのだそうです。

 

でも、現代は違います。香りはバラになくてはならない魅力のひとつとなっていますよね。大船フラワーセンターのバラ園には、香りのよいバラが多く植えられています。品種名の側に「芳香種」と添え書きがされているので、心行くまで香りを堪能してみてはいかがでしょうか。

 

見どころその4、神奈川県で作出されたバラがまとめて見られる!

▲神奈川県在住の育種家によるバラ「鎌倉」

 

ラ園の一角に神奈川県内で作出されたバラを集めたコーナーがあります。なかには、ここでしか見られないバラもあるそうですよ!

 

上の黄バラも神奈川県で作出されたバラのひとつ。地元のバラの育種家・大月啓仲さんが2003年に作出したバラで、品種名は「鎌倉」。鎌倉に似合うバラを──という思いで、十数年の歳月をかけてつくられたものなのだとか。整った花形がきれいな輝くばかりに美しいバラですね!

 

春と秋のバラの見頃は?

春のバラ見頃/5月中旬~7月上旬

秋のバラ見頃/10月中旬~11月中旬

 

訪れた人の口コミは?

こちらは季節を問わず薔薇が見れます。特に夏の大きな薔薇達は見事で、日本にいながらヨーロッパの庭園に来ている気分になります。

秋バラを見にに初めて行きました。
園内はとても広いのでバラのエリアも比較的空いていました。
オールドローズからモダンローズまでたくさんの種類のバラが
手入れも良く植えられていました。
お散歩するにも気持ちよく、今度はお弁当を持っていきたいです。

 

アクセスと施設の案内

アクセス情報

■電車

大船駅下車 徒歩15分(約1キロ)

南改札西口観音側から、大船観音を右手に見ながら駅を背にして川沿いを歩くと、看板があるので迷いません。

*バスもありますが、徒歩をおすすめ

 

■車

国道1号線 影取町T字路より左折 大船方面約10分

 

■駐車場

入口前に駐車場あり

普通車200円/1時間(以降30分100円)

 

開園時間と休園日・入場料

開園時間

3月~10月/9時~17時

11月~2月/9時~16時

*最終入園は閉園時間の30分前

 

休園日

第2、第4月曜日(祝日の場合は開園し、翌日が休園日)

年末年始(12月29日~1月3日)

 

入園料

20歳以上(除学生)/400円

学生・20歳未満/200円

高校生・65歳以上/150円

中学生以下、身体障がい者手帳をお持ちの方は無料

*年間パスポートもあります

 

公式サイト

*お出かけの際には、必ず公式サイトでご確認ください。

 

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